赤い実さんのコーヒーのこと

モハキハでは、お店から歩いて5分ほどのご近所、上町にある「赤い実」さんのコーヒーをお出ししています。

赤い実さんの近くを通ると、焙煎したての豆の香りについ足を止めてしまいます。ご近所だけでなく、遠方からのファンも多いお店です。

モハキハをはじめる前、店主が玉造と谷町のあいだで暮らすきっかけになったのが、一杯の赤い実コーヒーでした。それまで「おいしいコーヒーはお店でバリスタがいれてくれるもの」と思っていた考えがかわるできごとがありました。ていねいな手順で、お湯を沸かし、ポットやカップを温め、ゆったりと小さな円を描きながら点滴でハンドドリップされたコーヒーがとてもおいしかったのです。いれてくれた人の「おいしいコーヒーをのませてあげたい」という気もちと、穏やかな気分が伝わってきました。そのときの豆が、赤い実さんの「赤い実ブレンド」。すぐ近所にお気に入りの自家焙煎のお店があったのです。

玉造と谷町のあいだの空堀町でモハキハをはじめるにあたっての幸運のひとつは、ご近所の赤い実さんでおいしくて新鮮な豆が手に入ること。豆を買いに行って、コーヒーについて質問をすると、すぐにたくさんの答えがご主人から返ってくること。

家では赤い実さんの「赤い実ブレンド」や「ショコラブレンド」のファンでもありますが、モハキハでは「季節の特上ブレンド」をお出ししています。いまは冬の特上ブレンド。もうすぐ春ブレンドになることでしょう。

陽差しがあたたかくなってきた三月、冬の余韻に「冬の特上ブレンド」はいかがですか。