旅のみやげ話 03「世界の中央駅いろいろ:プラハ篇」

2013.03.02 Saturday 12:00
mohakiha is coming back!

春がこっそりスキップしはじめる3月最初の土曜日に、モハキハが町に帰って来るってことを少しだけ大きな声で言っちゃおう。カレーとコーヒーと暮らしに芽生える旅心。旅は大げさなものじゃない。軽快なステップを踏めば出発のベルが鳴るよ!
くわしくはこちら http://d.hatena.ne.jp/mohakiha/20130218

この旅は家人との二人旅(名目は「四年越しの新婚旅行」)だったので「二人で楽しみ感覚を共有する」というのが大前提だったのですが、鉄道を移動手段としか思っていない家人に「ユーレイルパス」の必要性を説き、各都市の中央駅の建築的意義を訴え、車窓旅の魅力をアピールし、この旅の中に適度な鉄道要素を盛り込むことができました。

それぞれの街にはそれぞれの駅が。その中でも国鉄の「中央駅」と名のつくメインステーションをめぐってみました。

まずチェコチェコは歴史建造物が今もたくさん息づいていて、しかもそれも驚嘆してしまうほどの建築。中央駅の写真をずいぶん前に見て「これぞ、ザ・ヨーロッパな駅舎!」と憧れていました。最終日にプラハを離れる前にクトナー・ホラへ列車旅をすることになったので、中央駅には二度行くことができました。この旅でははじめての、世界の国鉄体験!

プラハ中央駅は数年前に改築工事が済んで、地下(と勘違いする実は一階部分も)コンコースが新しくなったそうです。駅のある場所が傾斜になっているため、旧駅舎&現行ホームが二階部分に、現駅舎(駅構内)は一階と地下にあります。


現在のプラハ中央駅のいわゆる正面玄関。駅構内は表示もわかりやすく、切符売り場の広く、電光掲示板もあちこちにあり、ショップも充実していて、旅人にとても優しい駅でした。


とてもわかりやすい。



歴史的建築で味わい深いドームがある旧駅舎は工事中で入ることができませんでしたが、コンコースからホームへの渡り廊下から一部分が見られました。


あー、この全景が見たかった。工事が済んだら旧駅舎も復活するのかなあ。


旧駅舎に隣接する1番線ホームには旧駅舎の名残が。なんとなく昔の札幌駅をイメージさせる郷愁が漂っていました。こういう駅、大好き。


ホームに上がってみました。ドーム型の鉄骨が目立って特に色味がない地味で堅実なホーム。


近郊列車なのかな。象のロゴがかわいい! 同じシリーズで別の動物もいました。


チェコは鉄道旅がしやすい国という印象を受けました。次回またこの街を訪れる時には、プラハ中心地にあるもう一つの駅プラハマサリク駅も見にいってみようと思います。