モハキハとえべっさん

今週もモハキハへのご愛顧ありがとうございました。木曜日の休業、金〜日曜日の定休日をはさんで、次のモハキハ営業は1月30日(月)の予定です。よろしくどうぞ。

冬らしい寒さがガツンとやってきて、谷町と玉造のあいだもすっかり冷え込んだ今週。鈍色の空や吹き荒れる強風にも関わらず、たくさんのお客さまに来ていただけました。オーダーが重なってお待たせしてしまったり、店主がパタパタしてしまったり、おやつが品切れになったり、など振り返ると至らない点や不手際ばかりが思い出されて落ち込み気味の店主ですが、お帰りになるお客さまの多くが「ごちそうさま」と笑顔を残してくださったのが本当にうれしかったです。「来てよかったな」と思っていただくだけでもうれしいのですが、さらに「また来てもいいな」と思ってもらえていたらいいなと思います。

さて、今週は雑誌の取材撮影があったのですが(二月末に発売になる雑誌のカフェ特集で、「カレーがオススメのカフェを紹介するページのようです)、編集者の方が店内に入ってくるなり、食器棚の上を見上げて「あっ、笹発見!」。

その編集者の方は毎年会社を代表して笹に吉兆を付けてくる係だそうで、しばらく取材の本題そっちのけで、笹の「チャーム(飾り)」についてのおしゃべり。そう、今週から福笹が青々した今年のものにかわっているんです。

1月9日の宵戎に、今宮のえべっさんに会いにいき、今年の無事とささやかな繁盛をお願いしてきました。東京から移ってきたモハキハ店主にとってはまだ人生二度目の十日戎ですが、あのパワフルなにぎわいに揉まれていると、上方商人の仲間入りができたような誇らしい気もちになります。

きっと今年はえべっさんがたくさんのお客さまを呼び込んでくれることでしょう! そのお客さまがそれぞれに、モハキハからの帰り道に「また来てもいいな」と思っていただけるように。福笹に願をかけながらも、神頼みばかりじゃなくて、日々の地味な努力を怠らずにやっていきたいと思います。