本日より旅みやげのコーヒーに、博多「珈琲美美」さんの中味ブレンドが登場です

秋になって旅が増えてきたモハキハ店主。福岡県は博多にて、予定より早くに用事が済んだ朝は、町を歩くことに決めました。宿で朝ごはんは済ませたけれど、一日をはじめるコーヒーは飲んでいません。旅先での散歩は出会いのヒント。旅みやげの一杯を探して、博多駅で重たい荷物を預けて、いつもの靴でずんずん歩きます。天神を過ぎて赤坂へ、護国神社の手前、けやき並木沿いに「珈琲美美」さんはありました。


淡味、濃味、吟味……と段階を経て濃くなる数種類のブレンドのうち、ベーシックな「中味」をいただきました。お店では一杯のコーヒーに対してかなり多い分量の豆をぜいたくに挽き、ネルドリップで淹れていただきました。見た目からしてトロンとした濃いコーヒー。口に含むといろんな方向から旨味がやってきて、舌に軽くタッチすると、するんと離れていきます。濃密なのに後腐れのない……うーん、憎い、ドンファンみたいなコーヒー。カップからはふくよかな香りが立ち上ります。

旅みやげのおやつの、博多の「石村萬盛堂 塩豆大福」と佐賀「北島 ごまぼうろ」と一緒に、秋深まる午後の休憩時間を過ごすのはいかがでしょう。

というわけで、旅みやげのコーヒーとして「珈琲美美」さんの「中味ブレンド」を限定でお出しします。モハキハではペーパードリップですが、最初にお湯を数滴注いでじっくり蒸らしてからゆっくり淹れますので、特徴である旨味と舌離れの良さはいくぶんは感じられるのではないかなと思います。モハキハで飲んでみて「おおっ」と感じられたら、ぜひ博多へ、美美さんのお店の椅子に座って、窓から木々を眺めながらネルドリップによる中味ブレンドに出会うことをおすすめします。

このように、旅に出る理由なんてものは、かんたんに見つかるものです。