モハキハと「黒と白の猫」

午前六時、ふとんから、頭上で寝ている猫を見た図。

家の猫の肉球は黒いのです。三好銀さんの漫画『海辺へ行く道 夏』のなかに「肉球まで黒い猫は福を招く」というのがありますが、家の猫は「黒と白の猫」で、肉球が黒いので、そこそこに幸せをもたらす猫だといいなあとおもっています。ちなみに『三好さんとこの日曜日』に出てくる梅という名前の猫の模様と似ていますが、鼻先まで黒い「マスク型」です)。

いるのにいない日曜日 (BEAM COMIX)

いるのにいない日曜日 (BEAM COMIX)

三好銀さんの漫画を二冊、モハキハにも置いてあります(買った初日にモハキハ店主が風呂で読んでいてお湯のなかに落としたので変形していますが)。日常における猫のいる風景好きな方は、カレーを待つあいだに、コーヒーのおともにどうぞお読みください。


黒と白の猫の話題はまだつづきます。


絵本にもなっている「黒と白の猫」といえば、ハンス・フィッシャーの「こねこのぴっち」。

こねこのぴっち (岩波の子どもの本)

こねこのぴっち (岩波の子どもの本)

ハンス・フィッシャーの猫物語といえば「ぴっち」のあとに「長ぐつをはいたねこ」がありますが、昨冬に伊丹市立美術館で観た展覧会で見つけた「長ぐつねこ」のポストカードをいくつか、モハキハの壁に飾ってみました。木炭で描かれた、ラフで力強く、ユーモアあふれる猫。これもまたかわいいです。

長ぐつをはいたねこ (世界傑作絵本シリーズ)

長ぐつをはいたねこ (世界傑作絵本シリーズ)


それからモハキハにはこんな「黒と白の猫」もいます。リサ・ラーソンの猫の置きもの、家の猫に似ているという理由でいただきました(そして手前の赤い列車は、スイスのベルニナ急行のHOゲージです)。

モハキハ営業中、家の猫は留守番をしていますが、気分ぐらいはいっしょにいたいという猫ごころ、いや、猫がすきな人の思いこみ。


梅雨の予報を裏切って晴れの日がつづいた今週のモハキハ、なんだか静かな日々だったので、カウンタのなかで読書をしていました。読んでいたのは小沼丹「黒と白の猫」でした、とさ。

黒と白の猫

黒と白の猫



さて、本日の居酒屋モハキハのおつまみは、「和田さんちの無農薬きゅうり 薬味みそ添え」、「完熟冷やしトマト」、「キムチのせ冷やっこ」、「男爵ポテトサラダ」、「茄子のナンプラーマリネ」、「かじきマグロのステーキ ねぎしょう油ソース」、「モハキハ自慢の野菜たっぷり餃子」などでした。

居酒屋モハキハではお酒もいろいろ、ここ最近は「10年熟成 紀州の梅酒」が人気です。和田さんちで10年間の時を待っていた紀州梅からじっくりと溶け出したお酒。ぜひ一度ご賞味ください。