夏支度、夏野菜

梅雨のさなかは、雨が降らずとも蒸し暑いものです。この時期になってくると毛むくじゃらの猫はたいへんだなあとおもいます。

毎朝の湿ったくもり空や無情な雨、たとえ晴れていても「これはまやかしで雨が降るにちがいない」と疑心暗鬼になりがちなこの季節。それでも夏は着々と近づいてきています。月よう日のモハキハには、和歌山の和田さんちの畑から夏野菜がたくさん届いていました。

紫色をした身がキュッとしまった茄子、しっかりとしていながらやわらかいズッキーニ、色濃く瑞々しいきゅうり、肉厚で張りがある甘長ししとうとピーマン、形がかわいいモロッコいんげん、湯むきせずとも皮がペロリとむけてしまうほどに完熟のトマト。すべて夏の味がします。夏の野菜は、野菜本来の強さがとくに際立つようにかんじます。農薬を使わず、土と太陽と手作業によってタフに育てられた野菜ならではの持ち味です。今週のモハキハカレーは、これらの夏野菜をたっぷりつかってつくることができそうです。