モハキハの「散歩」
昨日までの晴天をひっくり返したかのように本日は雨。しとしとと静かな降りがつづきます。モハキハのなかでは桜が咲いていて、昨夜東京からあそびにきた友人がお祝いにくれたピンク色のバラが咲いています。スピーカーから流れるのはリトルテンポ、スティルパンの音色が陽気な気もちにさせてくれます。
でも雨。
先週末、モハキハが休みの金よう日は晴れていたので、すこし長い散歩をしました。
天満橋の喫茶星霜さんでコーヒーを飲みながら、dieciさんですてきなお皿を手に取りながら、中之島の石畳で黒猫に近づきながら、うつぼ公園で草花を見ながら、ずっと考えていたのはモハキハのこと。
「こんなふうにおいしいコーヒーが飲めて、落ち着いた時間を過ごせるお店にしたいな」
「このお皿にカレーを盛りつけたら、このガラスサーバーでコーヒーをいれたら、すてきだな」
「のら猫はかわいいな」
「こんな植木でお店を飾りたいな」
ひとつだけごく私的な猫好きな感情が混じっていますが、じつに有意義でたのしい散歩でした。モハキハは月よう日から木よう日まで店を開けていますが、金・土・日よう日は旅か散歩をしているのです。
この日の散歩日記はこちら
→【散歩にはコーヒーとおしゃべりと猫がつきもの 大阪天満橋〜中之島】
ところで、先週の木よう日の「居酒屋モハキハ」に奈良から(!)来ていただいたご夫婦。カレー好きのあいだではカレーのうわさは簡単に県境を越えるようです。ご主人のやまもとあつしさんが、ブログでモハキハについて紹介してくれました。写真もたくさん。
→【「移 山 倒 海 ★藝育ディレクター・やまもとあつしのブログ」】
大阪の、玉造と谷町のあいだの住宅地でひっそりとはじめたモハキハが、こうして誰かから誰かの耳にうわさとして伝わって、お店に足を運んでいただける。カウンタのなかで野菜を刻んでカレーを煮込んでいるあいだにも、知らないところで誰かに気づいていただいている、すごいことだなあとおもいます。やまもとさん、またお待ちしていますね。