本日のおつまみいろいろ

毎週木よう日の夜はすこし遅くまで店を開けているモハキハ。居酒屋営業もだいぶん馴染んできました。なにぶん店主ひとりで切り盛りしているため、オーダーが重なるとどうしてもお料理やドリンクをお待たせしてしまう……にも程があるので、反省と改善に努めています。

今日は冷たいおつまみは昼から仕込んで準備しておきました。以前カレーを食べにきてくださったおばあちゃん(タカコさんの手織教室でモハキハ営業のことを知ったそうです)、「木よう日にはおかず小鉢があるって言っていたわね」と思い出してくださって、お昼どきにいいらしてくださいました。小鉢(かぼちゃ煮と、オクラとみょうがの和えもの)をすこしずつと、カレーと、食後に森彦さんのコーヒーを。おしゃべりを交えながらゆっくり過ごしていただけたようです。

夕暮れどきになると、カフェの顔をしたモハキハに、見えない居酒屋の暖簾が下がります。18時すぎには居酒屋メニューが出揃うようにしています。お酒を呑む方も呑まない方もぜひどうぞ。もちろんカフェとしてコーヒーやおやつだけのご利用も歓迎です。

お客さまからおつまみの写真をいただいたので、本日の居酒屋モハキハを写真入りで解説していきましょう(かれんさん、どうもありがとうございます)。



まずは「モハキハタコライス」、650円。本日とつぜん登場したモハキハの新メニューです。クミンシードで味付けしたミート、ざく切りのレタス、アボカド、チーズ、トマト、サルサソースというタコライスの標準装備に、モハキハならではの旬の野菜を加えています。本日はオクラをのせてみました。生野菜たっぷり、サラダ感覚でどうぞ。急に登場したため限定3食でしたが、今日の売上に気を良くした店主が、きっと来週以降もつくりつづけることと思われます。


さて、おつまみいろいろ。居酒屋モハキハのおつまみ小鉢は300円〜500円。その日の気分や店主の流行りでおつまみをつくっていますので、何が出るかはその日になってからのお楽しみです。



「自家製ドライトマトとフレッシュいちじくの前菜」、300円。
和歌山産のいちじくはよく熟れていました。ちょうど沖縄から出張中でお店にあそびにきてくれていた北海道時代からの旧友は「ドライじゃないいちじく、はじめて食べた」と言っていました。モハキハ店主も、フレッシュいちじくを食べたのは昨年の夏がはじめてで、最初はどうやって食べていいものかわからなかったものでした。市場やスーパーや八百屋の一等良い位置にいちじくが山積みになるのは、関西ならではのような気がします。自家製ドライトマトは、七月の終わりの晴れた数日間に、和歌山の和田さんちの畑でとれた黄色と赤色のミニトマトを天日干しでセミドライにして、にんにくと一緒にオリーブオイルに漬け込んだものです。トマトを噛めば味が深いし、漬けオイルもパスタなどに使えるので、「薬味味噌」と同じように重宝し、夏のあいだに作りつづける保存食です。



「和田さんちのカボチャの国産はちみつ煮」、300円。
きれいな黄色をした固めのカボチャを、皮付きのままじっくり煮たお惣菜です。砂糖ではなく国産はちみつを使って炊きました。甘さが優しく、つい煮汁も飲んでしまいます。



「冬瓜の冷やしあんかけ」、400円。
夏といえば冬瓜。と言いつつも、あまり調理してこなかった野菜。夏野菜だけあってからだを冷やす効果があるそうなので、冷えすぎないようにしょうがのすりおろしを加えて味付けしました。たっぷりのおだしと薄口しょう油、お酒、そしてぜいたくなまでのかに身! 口当たりも味わいもやさしい、お気に入りのおつまみになりました。たくさん作って冷蔵庫で冷やします。残ってもいいんです、明日の家ごはんでいただくのです。ちなみに剥いた皮はとっておいて、きんぴらにでもして家で呑むときのおつまみにしようかなと考えています。



「アボカドと三色のお豆さんのサラダ」、350円。
三種類のお豆さんとアボカドの角切りを、わさびマヨネーズで和えたサラダです。アボカドにはやっぱりわさびよね、と、わさび贔屓。わさびが好きすぎて信州穂高のわさび園にまで行ってしまった店主がつくるメニューには、たびたび「わさび味」が登場します。わさびラブ!



「野菜天(さつまあげ)」、350円。
一気に居酒屋っぽいメニューになりました。さつまあげとかはんぺんとかちくわとか、練りものたちはお酒によく合います。軽くあぶって焦げ目をつけたところに、おしょう油、しょうがおろしと大根おろしをお好みで。



「豚肉と夏野菜の塩ナンプラー炒め」、500円。
メニューには「豚肉と夏野菜の塩にんにく炒め」と書いていたのですが、お客さまがにんにくが苦手とのことだったので、塩炒めにナンプラーを足しました。夏野菜は、「じゃがいも(インカのめざめ)、にんじん、茄子、ピーマン、甘長ししとう、ひもとうがらし」。甘長ししとうとひもとうがらしは、「カレージャンボリー」でもお世話になったオニラボの村田さんのお手製野菜。村田さんは生駒山のそばの畑で野菜をつくっているそうで、昨日採れたて野菜のおみやげを片手にカレーを食べにいらしてくださいました。


他にも「あさりの酒蒸し」、「オクラとみょうがと豆腐の和えもの」、「エビと夏野菜のピリ辛炒め」などがありました。

居酒屋モハキハは毎週木よう日の18時ころから21時まで。ふらりと呑みに、食べに、ぜひいらしてくださいね。もちろんカレーもあります(売り切れしだい終了です)。