猫とモハキハの畑見学

8月12日〜15日と、モハキハは夏休みと定休をいただいていました。モハキハ店主と猫は、和歌山の和田さんちにおじゃましていました。

いつもモハキハにおいしい無農薬・有機野菜を届けてくれる和田さん。住所でいえば和歌山市内にありながらも、山のすぐそばにあるお庭と畑はうるさいほどの蝉の鳴き声に囲まれて、夏まっただ中の田舎景色。生まれてこのかた町暮らしの猫も、この数日間は庭や畑に歩き出て、小さな肉球で土の感触をたのしんでいました。

モハキハの野菜のひみつを探りに、畑を散策してみましょう。

午前中の涼しいうちに野菜の収穫をします。とはいえ、午前八時でもそうとう暑いので、日よけは必須です。トマトに囲まれているたかこさん。食べごろになったトマトを選んでくれています。

黄色いミニトマト。細長くて、皮が厚くて実がしっかりしています。色味もきれいで、カレーやサラダでこの黄色いトマトをお出しすると、さいしょはパプリカと思われることが多いです。

夏芙蓉かむくげのようなレモン色の花。実を結ぶ前の畑は、可憐な花畑でもあります。この花はいったいなんでしょう。

こたえはオクラ。花が終わったあと、オクラの実はお尻を空に突き出すようにして育つのです。ししとうのように下にぶらさがっているものかと思っていました。スーパーの野菜売場でしか出会えなかったうちは、そう勘違いしていました。

ゴーヤも収穫できました。和田さんちの畑は日当たりがとてもよいので、ゴーヤがずんずん育っています。表面のとげとげもたくましい、しっかりした苦味があるおいしいゴーヤなのです。

大きなかぼちゃの葉っぱが地面そばに這っています。今年はかぼちゃのすぐとなりで育てていたズッキーニの遺伝子がいつの間にか混ざって、いくつか釣鐘形のかぼちゃが育ったそうです。割ってみると中はきれいな黄色でした。味もかぼちゃなので、サラダにしたり、煮付けにしたりしていただきます。

これ花はとうがらしの花。小さくて赤い、手裏剣みたいな花です。畑のなかでとても目立ちます。

この日は、ズッキーニ、オクラ、カボチャ、にんじん、桃太郎トマト、ミニトマト(赤・黄)、きゅうり、ゴーヤ、バジル、ミントなどをたくさん収穫していただきました。農薬を使っていない畑ゆえに、あざやかな緑色をした大きなイモムシに出会ったり、無防備に出していた腕はあっという間に虫さされだらけになりましたが、それも畑の恵みの一部と思うとたのしいものです。

和田さんちの畑からいただいているお野菜は、モハキハのカレーやサラダなどでおたのしみいただけます。のびのびと育てられたおいしい野菜を味わいにいらしてくださいね。

さて、土のうえを歩き、草を食み、芝生のうえでゴロゴロと転がっていた猫は、そのあとお風呂に入れられ、のんきに昼寝をしていました。猫にとってもよい夏休みとなりました。おしまい。