ごく私的なオマケごころ

本日、モハキハ店主のたんじょう日です。お祝いに母から花をいただきました。梅雨の町に、夏を誘う勇み足。北海道からやって来るのは、たけのこやふきだけではないのです。

実はモハキハ店主は若い時分、ぼんやりと「30歳まで独立(フリーで仕事をする)」と考えていました。結果、「フリー」と名乗れるほど立派な成り行きではありませんが、28歳で出版社を辞めて以来、とくにどこかの会社にお勤めすることなくいまに至っています。それからまたぼんやりと「35歳までにカレー屋をやりたいなあ」と考えていました。なんともふしぎですてき出会いに誘われて、この町でカレーを煮込み、コーヒーを淹れることになりました。今年のたんじょう日は、そんな幸運に感謝する日です。そこで勝手ながら、本日はご来店いただいたお客さまにこっそりおまけをしました。ごはんの盛りがすこし多めだったり、カレーのトッピングが一品多かったり。実にささやかな話です。

さて、プレゼントにいただいたのは、野田琺瑯「ポトル」と、KONOの名門ドリッパー。妙齢女子のつもりではありますが、プレゼントはドレスでもアクセサリーでも靴でもなく、コーヒー道具。「モハキハに精進せよ」というメッセージと、しかと受け取りました。お気に入りの道具が増えると、コーヒーを淹れる背筋がしゃんと伸びるというものです。どうもありがとうございました。