モハキハで鳴っている音楽のこと

先週の金よう日はまるで真冬に戻ったかのような冷たい雨が降り、ふだんなら躊躇するまでもなく出かけるのをやめて家で猫と転がって過ごしているところですが、ライヴを観に出かけました。THE MICETEETH.というバンドのラストライヴがあるというので梅田まで。とてもすてきな、ハッピーなステージでした(たぶんこのライヴのことはこちらの日記に書くとおもいます →http://d.hatena.ne.jp/htr/)。

ところでモハキハではよくスカやレゲエの音楽がかかっています。ときどきハワイアンミュージックやリコーダーやマリンバなども鳴っていますが、晴れている日にはとくに陽気であたたかい音楽が流れていることが多いです。そのなかでもよく流れているのが、ラヴァーズロックというもの。甘くキュートな女の子の歌声を聴きながら、カレーを煮込む手つきも軽やかに、一緒にフンフン歌ってしまいます。

手織り教室のカラフルな糸や布、草花、壁にアレンジしてあるドライフラワーなど、女の子が好きそうなアイテムが多いモハキハ。とはいえお客さまはいろいろで、じつは女性と同じくらい男性も来てくださいます。ひとりでふらっとやってきて、文庫本を読みながらカレーができあがるのを待ち、皿を前に寡黙にモグモグと食べ、食後のコーヒーとともに文庫本をふたたびひらく。そんな男性のお客さまにとって、モハキハのいたるところが「乙女すぎ」ると、居心地がよくないのではないかしら。

そこでモハキハが見つけた答えのひとつが「ラヴァーズをかける」なのです。以前見えた男性のお客さまが「女子っぽいのになんだか落ち着く、おじさんもここに居ていいよと許されているみたい」と言ってくださったことがあって、それもひとつのヒントになりました。

モハキハでよくかけているのが、ラヴァーズロックを集めたミックスCD。

ラヴァーズロックのDJもしているマイスティースのベーシスト、和田拓くんのセレクトによるミックスCDです。モハキハで流しているほか、販売もしています。これからの季節にぴったりな音楽です。

と、なぜ今日になってご紹介したかというと、本日モハキハにお越しいただいた「徳島から旅行でやってきた美しいおねえさん」が、モハキハで流れている音楽を気にいってくださってこのCDを買っていってくれたのがうれしかったからなのです。