フリーペーパー「cycle」にモハキハが掲載されています

大阪の町ではいろいろな自転車を見かけます。颯爽と速い自転車、洒落た自転車、かごがかわいい自転車、折り畳める自転車……。色も形もさまざまです。モハキハにご来店いただくお客さまが乗っている自転車もいろいろ。

街の自転車乗り御用達、読むと今すぐ自転車でどこかに出かけたくなる季刊フリーペーパー「cycle(サイクル)」。最新号を編集長自ら配達してくれました。もちろん自転車で。この「cycle」にモハキハが登場しています。

上町にある自転車屋さん、「Bici Termini」さんの広告に、モハキハの看板列車(HOゲージの鉄道模型)が登場しています。

この赤い列車は、スイス〜イタリアのアルプスの山々を眺めながら走る登山鉄道「ベルニナ急行」。モハキハ店主が2005年にヨーロッパを旅をしていたときに乗った、大好きな列車です。スイスをはじめヨーロッパの列車には、自転車を積載できる車両があって、このベルニナ急行にもついていました。自転車と一緒に旅をする、いわゆる「輪行」というものに初めて出会いました。駅のホームで自転車を下ろして、緑豊かな風景のなかに颯爽と駆け出していく人々を見て、なんておしゃれで楽しそうな旅なんだろうと憧れたものです。

旅は散歩と同じくらいに軽ければいい、と、モハキハ店主はつねづね思っていました。だから旅かばんは軽く小さく、旅支度はほどほどに。温泉にだって手ぬぐい一枚でいけばいいし、地図がなければそこに住む誰かに尋ねればいい。旅は大げさなものじゃなくて(もちろん大げさだからこそ醍醐味がある旅もあります)、散歩の延長上にある、暮らしの中に組み込まれた気楽な旅ができたらいいな、と。

さて、Bici Terminiさんのショップコンセプトは、「BYCYCLE LIFE STYLE TERMINAL」。自転車を売っているお店ですが、それだけではないお店だということが、この広告(の、あまりに自転車そのものからかけ離れたかのようなイメージ)からも感じられます。

もしかしたら自転車も、モハキハ店主にとって旅と散歩がニアリーイコールであるように、もっと暮らしに身近なものなのかもしれない。徒歩よりも少し速い便利な道具として身近なのではなく、自分の生活を楽しくする相棒として。日々の暮らしの中で自分がどんな時間を過ごしたいか。そこからスタートすると、自転車はただの移動手段ではなくなるような気がしてきます。Bici Terminiの店主宮崎さんとお話していると、自転車はモノではなく、暮らしのスタイルであるのかなということを感じます(ちなみに宮崎さんは、自転車だけでなく鉄道にも造詣が深く面白い方です)。

モハキハ店主は軽やかな自転車も持っていないし、憧れの輪行もまだしたことがないし、自分の手では外れたチェーンを直すことぐらいしかできないごく一般的な初心者ですが、ライフスタイルとしての自転車には興味深々です。

最近の「cycle」誌はそんな自転車初心者でも楽しめる、自転車乗りを「育てる」記事が増えてきているように感じます。モハキハにも置いていますので、カレーやコーヒーを待つ間にテーブルで広げてみてくださいね。

編集長オスギさん作画の4コマ漫画「ゆるのりくん」がかわいいです。「cycle」のウェブサイトでバックナンバーも見られます。ゆ、ゆるすぎる……(キュン!)。

【Bici Termini】 http://bicitermini.com/

【cycle】 http://www.cycleweb.jp/